平成23年12月、愛知県一宮市で新たなプロジェクトがスタートしました。尾西信用金庫本店会議室に集まったのは学識経験者、実業家、農業者、団体代表など地域の活性化を模索する人々。 テーマは「一宮活性化プラン」。このまちの様子、地域資源、産業支援、地産地消、イベント、グルメ、ブランド化、市場創造、ビジネスモデル・・・年をまたいで何度も繰り返された議論の中、まちづくりNPOも企画に迎え、まとまってきたのが「138ひつじプロジェクト」です。
毛織物の町で、産学官連携により地域グルメ商品を開発、「一宮ブランド」創出による地域の活性化を図ります。(提案者 尾西信用金庫)
「一宮ブランド」の創出
- 毛織物の町として「羊の肉」を利用し、西尾張地方の地域資源である農産物を活用したグルメ産品を開発
- 地域活性化を図るために、地元の学校・農業生産者・商工業者・行政、自治体等が相互協力する
- 一宮の新しい地域グルメを発信するプロジェクトを立ち上げ、「一宮ブランド」を事業化
各連携体の役割
「一宮ブランド」開発プロジェクトチーム
地元の学校、農業生産者、商工業者および団体・行政等のメンバーで構成
学校 | 羊肉と地域産品を使ったレシピを開発 |
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農業生産者 | 安全・安心な食材の安定供給と食材を活かす調理法のアドバイス |
商工業者 | 食材の安定供給、食品の開発および市場ニーズの助言・市場化に向け、マーケティング等の支援 |
行政・自治体 | 地域活性化を推進するため、産学官連携事業のトータル的なサポート |
尾西信用金庫 | 「一宮ブランド」の事業化に向け、当金庫は「ヒト・モノ・カネ・情報」を提供し、側面的にサポート |
「一宮ブランド」事業のメリット
1.共通メリット
プロジェクトに参画することで、人材の育成と地域貢献に寄与し、「新しい一宮」の担い手となる。
2.個別メリット
各構成者は、本事業参画を通じて新事業展開の期待と地域内外での存在感、また、一宮発「B級グルメ」で全国的なイメージアップに繋げることで、ブランド発信基地として認知されることも夢ではない。
地域ブランドの確立
1.地域ブランドを地域内のあらゆる事業所が、独自のアイデアで自社のブランド化につなげ、新しい市場を創出することで地域外との競争力を向上させる。
2.毛織物(ウール)の町、一宮のイメージが確立することにより、地域貢献に本プロジェクトが寄与できたこととなる。